合格者の声

 

第29回認定コンプライアンス・オフィサー試験に合格し、認定を受けられた皆様よりお寄せいただいた「合格者の声」をご紹介します。過去の「合格者の声」「勉強法アドバイス」については、2ページ目以降をご参照ください。

 

塩田 博幸 様
東日本建設業保証株式会社 

監査役(非常勤)

 

■資格取得を目指したきっかけ
 平成30年6月から監査役として監査業務に携わるにあたり、監査に関する概説書や講習会の受講を通じて知識の習得に努めたところ、監査のための知識や技術の習得に止まるのではなく、企業が社会に貢献し永続的に成長するためには、コーポレートガバナンスや内部統制、そしてコンプライアンスなど、体系的な知識が必要であることを知りました。
特に、昨今の企業不祥事による信用失墜が企業経営にとって大きな打撃を与える要因となっているのを目の当たりにして、コンプライアンスの重要性を痛感しましたが、さらに、単に狭義の法令遵守に止まらず、企業倫理や社会規範を守ることが企業への信頼性を高めるために必要であることを再確認しました。

監査役として監査関連知識の幅と奥行きを得て実効性のあるものとするため、内部統制の目的の一つである「関係法令等の遵守」のための知識、特にコンプライアンスに関する正しい知識が得られるコンプライアンスオフィサーの勉強が役立つと思い、資格取得に挑戦しました。

 

■学習した内容が業務にどのように役立っているか
学習を始めて間もないことから、まだ実践では生かされていませんが、会社法をよりどころとする監査役監査、経営者の目線での内部監査に加え、企業の存在価値を高めるコンプライアンスと、異なる視点から企業や組織の状況を見る意識が自分の中に形成された意義は大きく、今後、監査業務を遂行する上で大いに役立つと思います。

 

■学習の進め方
最近、若いころと異なり、学習した知識がどんどん消えていく記憶力の低下を実感していたため、3つのPartの同時合格を目指し、短期決戦を決意しました。学習期間は11月に入ってからの約1か月半。平日の帰宅後と土日に集中的に行いました。
まず基本テキストを1回さらっと読み、2回目は重要と思われる用語・解説等をPart別にノートに整理しました。特に用語の意味は完全暗記を目指しました。
次に試験対策問題集を解き、不正解だった問題と解答をノートに書き写して暗記し、理解が不足している部分を埋めていきました。
試験日近くでは、用語の意味をノートを見ずに声に出して解説し、記述式問題に対しては実際に解答文を書いて記憶の定着をはかりました。なお、解答にはポイントとなる用語を織り交ぜることを意識しました。
その甲斐があり、今回、3科目同時合格できましたが、早くも学んだことが少しずつ消えていくのを感じますので、今後も継続してノートを見返し、知識と実践力を維持していこうと思います。

 

 

 

 

 

 

第28回認定コンプライアンス・オフィサー試験または第15回認定コンプライアンス・アドバイザーに合格し、認定を受けられた皆様よりお寄せいただいた「合格者の声」をご紹介します。過去の「合格者の声」「勉強法アドバイス」については、2ページ目以降をご参照ください。

 

浅見 靖則 様
ナレッジスイート株式会社

常勤社外監査役

 

■資格取得を目指したきっかけ
社会人生活の中で多くの会社にて管理部門系の業務に携わり、実務はできるけれども資格とは無縁の人生を送ってきました。現在の会社で監査役に就任し、日本監査役協会で所属している部会の幹事の方から本資格を紹介されたことが記憶に留まり、会社の上場準備期間中はその目的達成に注力しておりましたが、マザーズ上場を果たしたことを機に、上場会社の監査役に相応しい見識を習得する目的で本資格の取得を目指しました。

 

■学習した内容が業務にどのように役立っているか
昨今、企業不祥事の頻発やコーポレート・ガバナンスの強化など、監査役を取り巻く環境や責任の重さなど日に日に厳しさを増しております。本資格を保有しているというバックボーンを有する監査役の言動というものは、相手に対して重みを感じさせるものになっているのではないかと思います。

 

■学習の進め方
通勤時間が長いため、専ら朝の通勤電車での1時間位を毎日の学習に充てていました。学習期間は約半年程でした。まずは基本テキストを読み、その後問題集を解き、間違った箇所を繰り返し学習しました。
こつこつと倦むことなく続けたことが奏功したのか3科目全て1回で合格することができました。
なお他の合格者の方も書かれておりましたが、近年の仕事におけるIT化と相俟って、日常ペンで文字を書く機会が極端になくなり(私の場合、1日中ペンを持たないことも珍しくありません)、同様の諸兄姉の方がいらっしゃいましたら、記述問題対策として、文章で回答を書く練習は行っておいた方が宜しいかと思います。(私は試験時、漢字が出てこず難儀しました。)

 

 

 

 

松村 善之 様
株式会社農協観光
コンプライアンス室 室長

 

■資格取得を目指したきっかけ
企業の社会的責任や不祥事による社会への影響など、コンプライアンスに対する社会の関心が高まる中、社内に新設した「コンプライアンス室」を担当することになったのがきっかけでした。
それまで担当してきた内部監査部門では、「倫理・法令・経営」を「外側から客観的」に捉える視点で仕事をしてきましたが、コンプライアンス部門では逆に、「内側から主観的」な立ち位置に変わる上、「社会や顧客との関係」に配慮して、「社内に」働きかけを行うといった、より高い倫理感と専門知識が要求される、所謂「倫理・法務に関するプロ」としての知見が伴わないと、「信頼に足り得る」職責は果たせないと痛感したことも動機でした。
以前、日本監査役協会の「月刊監査役」誌を見て当機構の「コンプライアンス・アドバイザーおよびコンプライアンス・オフィサー認定資格」の存在を知っていたため、WEBサイトの記事を辿り「試験ガイダンス」に参加してみたのが第一歩でした。

コンプライアンス・オフィサー資格は、実務法務に加え、「倫理規範や企業理念」も重視している点で現実的かつ本質的な認定制度であると感じたことや、当該WEBサイトに掲載されている「資格推奨企業・団体名」、「受験者の所属企業」、「合格者の声」を見て、様々な業種・企業の方や、弁護士・司法書士・弁理士・企業経営者など幅広い立場の方々が受験している資格であったことにも挑戦意欲を掻き立てられました。

 

■学習した内容が業務にどのように役立っているのか
習得した知識と勉強した経験は「コンプライアンス経営のロードマップの策定と実践」、「倫理・法務研修の設計と講義」、「コンプライアンスに関する意識と実態調査ならびに分析や改善提案」など様々な啓発活動に際する自信と業務上の判断根拠となっています。

 

■学習の進め方
Part1「企業経営と企業倫理」とPart2「コーポレートガバナンスと内部統制」は、CIA取得を目指して学んだ、ERMや内部統制のCOSOモデル、コーポレートガバナンス、経営論の知識が多少アドバンテージになったと思いますが、基本的にはテキストと問題集を通勤時や休日に反復学習しました。
(1回目はチェックポイントを中心に通読、2回目は間違った設問を中心に再読、3回目は記述問題への対応として、テキストや問題集、関連参考書からキーワードを抽出して大き目の単語帳に転記)
ただし、「コンプライアンスを推進する視点」と「倫理的な視点」がないと、単に法律知識を暗記しただけでは合格には至らないと思います。
特に、Part3は民法・会社法・行政法から消費者・事業者・労働に関する特別法まで広範囲にわたるため、公式テキストや問題集の反復学習に加え、「直前集中レビュー」を受講することは、体系と出題傾向を整理する上で有効かつ効率的な勉強になると思います。